タレス

3行まとめ

タレスは紀元前、古代ギリシアの哲学者。タレスは万物の根源(アルケー)を「水」と考えた。それまで世界の起源が神話的に説明されていた中で、観察を通じた合理的な説明を行ったため「哲学の祖」と呼称される。

時代背景と人物像

タレスが活躍したのはソクラテス以前の古代ギリシア時代のイオニア地方。エーゲ海沿岸のイオニア地方には、数学などの東西の知識流入しており、タレスも数学や天文学に通じていた。数学においてはタレスが証明したとされる「タレスの定理」で知られる。

タレスに関する最も有名な逸話は、オリーブの豊作予想である。
天文学の知識からオリーブの豊作を予想したタレスは、収穫時期前である冬の時点で大量のオリーブ絞り機を借りる権利を買った。収穫時期になると、オリーブはタレスの予想どおりの大豊作だった。多くの人々がオリーブ絞り機を借りようとしたため、タレスは元より高い価格で人々にオリーブ絞り機を貸し出すことができ、その差額で大儲けしたという。

ほかにも日食を予言したという話も残されており、タレスが天文学や数学に精通し、自然の法則を把握することに長けていた人物であったかがわかる。

思想

・万物の根源「水」
万物のもととなるのは「水」という思想。生に関するものは水分を持ち、死に関するものは水分を失うなど、「水」の移り変わりや性質変化で神羅万象を説明する。

タレスはこの思想を、あらゆる種子が湿り気「水」を持っているのに対して、死んで枯れてしまうと湿り気「水」を失うことを観察した結果から導き出している。もともと神話の世界ではオケアノス(oceanの由来となる海神)が万物のはじめに存在していたという話があったが、タレスは神話的説明ではなく、観察により万物の根源を「水」とした。
神話的世界から理論的世界への第一歩ともいえる思想である。

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